●ネーム(?)の途中で「あ、無理。」ってなった、リトポでエレベーター閉じ込められ漫画。 お粗末ですが晒しときます。恥ずかしさをバネに次頑張る…!
内容薄いのにページ食いすぎだし、エレベーターの中でずっととか私の技量ではとんだ顔漫画大会もしくはカメラ一点固定ですかみたいな…。とにかく技量が足りない。アングルとか画面構成?とかってどうやったら上手くなるんでしょう…。惰性でやってても上達しないよなあ…。
●一応そのエレベーター話、プロットにト書きが増えたくらいのレベルですが、SSもどきにして追記に突っ込んどきます。私は高校で一番成績がいい時でも現代文2だったんですが、耐えられそうな方だけご覧になってください。
リトポなSSもどき。クリックで表示/非表示
「…ダメだ、繋がらない。」 非常の時に押してください、と書かれたボタンを何度も押し続けてはいるが、全く応答なし。 今以外いつ押せっていうんだろう、と俯くリトアニア。ポーランドは既に足を投げ出し床にべったり座り込んでいる。
「さっきかなり揺れたよね?地震か何かで緊急停止したんだろうけど…。普通、最寄階で止まって開くものじゃないのかなあ」
激しい揺れを感じた後、2人はこの停止したエレベーターに閉じ込められてしまったのだった。 既に停止してからゆうに20分以上は経過しているはずだが動き出す気配はない。非常用電話は通じず、地下階であったために携帯電話も圏外。 空調のない密室の中は少し蒸し暑くなってきている。
「つか、眠くなってきたんだけど」
あふ、とわざとらしい大きな欠伸をして、ポーランドは背中を壁に預けて目を閉じる。
「…え、まさか寝るの?この状況で?」 「開いたら起こしてくれればいいし」 「いやいやいや。どうして寝られるの?不安とか…心配じゃないの?」 「別に?リトもおるし。死ぬような事でもなくね?」
まあそれはそうなのだが。 それでも何か事故だったら、とか、いつになったら動くのか、とか考えて不安になるのが普通ではないかとリトアニアは思うのだが、ポーランドは全く落ち着いた様子で目を閉じている。 泣き喚かれたり、漫画なんかでこういった状況によくある「トイレ行きたい」とか言われるよりは余程ましなのかもしれない、しれないのだが。
「……ねえ、本当に眠いんだよね?」 「………」
返事はない。 一見眠ってしまったようにも見えるが、長い付き合いであるリトアニアは違和感を感じてしゃがみ込んだ。 あまりに、落ち着きすぎてはいないだろうか? この幼馴染ならきっと、「えーありえんし」とか不機嫌に騒いで、眠るにしても騒ぎ疲れてからじゃないだろうか。
「ねえ、ポー…」 「うっさいし」 「本当は具合悪いんでしょ?」 「………」 「ねえ、ポーランドってば!」
少し乱暴に肩を掴まれようやく目を開けたポーランドが、僅かに眉を寄せる。額にはうっすら脂汗が浮かんでいた。
「リトのそんな顔みとると、余計気分悪くなるし」
伸ばされた指先が、リトアニアの口角をぐっと持ち上げる。
「いっつもそんな顔しとったら、胃に穴あいても知らんし」 「だって…!心配にもなるよ。どうしたの?お腹痛いの?言ってくれなくちゃわからないよ」
深刻にもなる。大した不調でないのなら、逆にポーランドは大げさに痛いとか言って、あれこれ要求してくるはずなのだ。何も言わない時はいつだって本当に悪い時だ。
「辛気臭い顔。マジ超ウケる」 「ポーランド!」 「うるさいし。黙ってろ」
それきり、ポーランドは膝を抱えたまま返事をしない。
「………」
どうしよう。リトアニアはもう一度長く長くボタンを押したが、一向に反応はない。 こういった展開でよく見る、天井から外に出て助けを呼ぶ、なんてシーンが頭をよぎったが、リトアニア一人では流石に天井まで手が届かない。 ポーランドを肩にのせて天井を開けさせる事はできるのかもしれないが(実際に開いて出入り可能なのかはわからないが)今の体調では無理だろう。
打つ手なし。 何も出来ない。ただ復旧を待ってここに立っている事しかできない。
「ねえ、ポーランド大丈夫」 「………も、ダメかもしれん…」
消え入りそうな声で答えたポーランドが顔を上げる。 僅かに涙の滲んだ目で見上げられて、そんな場合ではないのにどきりとした。
「ポーラ…」
「もう、漏れそう」
「………はい?」
ああやっぱりお約束のそれなんだ、という気持ちと、病気や大怪我でなくて良かったという安心感と。思わずへたりこんだリトアニアは、僅かなゆれと共にエレベーターが動き出したのを感じた。
「動いた!」
慌てて最寄階のボタンを押す。 ふたたび停止したエレベーターが、ぽーん、と音をたて、扉を開く…のと
「あ」
リトアニアの後ろで幼馴染が不穏な声をあげたのは、ほぼ同時だった。
END +++++++++++++++++++++ 下品ですんません。 とりあえず、お約束のエレベーター閉じ込めネタ。 世代的に、1番最初に思いつくのはエヴァです。
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